2008年09月24日

「訣別の森」末浦広海

訣別の森

著者名:末浦広海(著)
出版社:講談社
出版年:2008.08
ISBN :9784062149075


第54回江戸川乱歩賞受賞作末浦広海「訣別の森」
とにかく読みにくかったです。。。私だけかも・・・??
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2008年09月18日

「誘拐児」翔田寛

誘拐児

著者名:翔田寛(著)
出版社:講談社
出版年:2008.08
ISBN :9784062149181


第54回江戸川乱歩賞受賞作翔田寛(しょうだ・かん)の「誘拐児」
地味。
誘拐って、どちらかと言えば、派手なテーマなはずなのに、誘拐後≠フ話で、お話自体が小さいです。
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2008年09月08日

「黒い仏」殊能将之

黒い仏

著者名:殊能将之(著)
出版社:講談社
出版年:2004.01
ISBN :9784062739368


殊能将之「黒い仏」
これってミステリじゃないですよね?  じゃあ何って訊かれても困るんだけど・・・
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2008年07月22日

「謎の転倒犬 石狩くんと(株)魔泉洞」柴田よしき

謎の転倒犬

著者名:柴田よしき(著)
出版社:東京創元社
出版年:2008.05
ISBN :9784488012106


「朝顔はまだ咲かない」に続いて、2冊目の柴田よしき「謎の転倒犬」
タイトルと表紙が好き。
最初は「謎の転倒犬」って変わったタイトルって思ってたら・・・

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2008年07月12日

「鼻」曽根圭介


著者名:曽根圭介(著)
出版社:角川書店
出版年:2007.11
ISBN :9784043873012


第14回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作曽根圭介「鼻」
この短編集には、他に、「暴落」「受難」の二編も収録されてて、その二編が、あっさりめだったので、同じ感覚でするすると読んでたら、足をすくわれました・・・不覚。
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2008年05月26日

「ハサミ男」殊能将之

ハサミ男

著者名:殊能将之(著)
出版社:講談社
出版年:2002.08
ISBN :9784062735223


第13回メフィスト賞受賞作殊能将之「ハサミ男」

ハサミ男の三番目の犠牲者は、目黒区鷹番に住んでいた。
 ところで、わたしはこれまで鷹番という町名を見たことも聞いたこともなかったので、いったい目黒区のどのあたりにあるのか、最寄の駅は何線のどこなのか、まったく見当がつかなかった。


という書き出しを読むだけで、叙述系トリックの匂いがプンプンして来ます。
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2008年01月12日

「警官の血」佐々木譲

警官の血 上巻

著者名:佐々木譲(著)
出版社:新潮社
出版年:2007.09
ISBN :9784104555055


昨年度「このミス」1位の佐々木譲「警官の血」
親子三代にわたる警官のお話、と聞いて思い出すのはスチュアート・ウッズ「警察署長」(読みやすくて面白い)なわけですが、「警官の血」は、戦後日本の昭和23年から物語が始まります・・・。

帝銀事件が世を騒がせた昭和23年。希望に満ちた安城清二の警察官人生が始まった。配属は上野警察署。戦災孤児、愚連隊、浮浪者、ヒロポン中毒。不可解な「男娼殺害事件」と「国鉄職員殺害事件」。ある夜、谷中の天王寺駐在所長だった清二は、跨線橋から転落死する。父の志を胸に、息子民雄も警察官の道を選ぶ。だが、命じられたのは北大過激派への潜入捜査だった。ブント、赤軍派、佐藤首相訪米阻止闘争、そして大菩薩峠事件―。騒然たる世相と警察官人生の陰影を描く、大河小説の力作。
(「BOOK」データベースより)

第一部・清二、第二部・民雄、そして第三部・和也と三代にわたって描かれていくわけですが、私は第一部が一番面白く、段々と尻すぼみしていく感じがしました。

特に第三部は、別の小説を読んでいるよう。
脇のキャラが立っているのは良いのですが、これはこれで別の小説に仕立てれば良いのに。

犯罪者を捕まえさえしていればよかった時代から、警察官すらも、犯罪と警察の仕事の境界線の区別のつかない時代へと移行していき、その中で、主人公は悩みつつも自らの職務を遂行していきます。

ミステリとしては、第一部の事件が、三代にわたって捜査されていくのはいいのですが、犯人もふくめて、予想もつくし、小さいです。これだけの紙幅を使うのであれば、もう少し謎も複雑にして欲しかったです。

とは言え、ここで描かれる警察官は、カッコいい!!
元々、この小説の読みどころは、謎がどうとかでなく、タイトル通り警官の血=B
これを読んで警察官になろうって思う人、結構多いんではないでしょうか?

警官の血 下巻

著者名:佐々木譲(著)
出版社:新潮社
出版年:2007.09
ISBN :9784104555062

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2007年12月12日

「沈底魚」曽根圭介

沈底魚

著者名:曽根圭介(著)
出版社:講談社
出版年:2007.08
ISBN :9784062142342


第53回江戸川乱歩賞受賞作。

沈底魚(スリーパー)=@= 何年もの間、一市民として暮らし、指示があると工作員として活動を始める。

お話は・・・
大物の沈底魚が、日本に潜っている。亡命中国外交官による衝撃情報。流出した国家機密。「眠れるスパイ」は実在するのか。公安刑事たちの極秘捜査が始まった!乱歩賞史上、もっともスリリングな公安ミステリー、堂々登場!
(「BOOK」データベースより)

エスピオナージの常として、・・・と思わせて実は・・・と思わせて実は・・・(以下繰り返し)的な展開は仕方無いのかもしれません。

それでも、昔読んだル・カレのエスピオナージなどに比べると、ストーリーも分かりやすく、人物もこんがらがってこないし、面白く読めました。

エスピオナージとしては逆に、スッキリしすぎているくらいかも。300ページほどだし。
(ル・カレは、何がどうなっているのか??? 訳が分かりませんでしたけど…)
もちろん、そこまでとは言いませんが、いろんな面で、もう少し書き込んでくれないと、物語に深みが出ない気がします。(分かりやすくていいけど)

それでも、主人公の不破に組織内で敵対する五味や、不破の同僚で人付き合いが下手で、一途なところのある若林のキャラクターが印象的で良いです。
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2007年10月01日

「朝顔はまだ咲かない 小夏と秋の絵日記」柴田よしき

朝顔はまだ咲かない

著者名:柴田よしき(著)
出版社:東京創元社
出版年:2007.08
ISBN :9784488023966


柴田よしきによる日常の些細な謎を解く、引きこもり安楽椅子探偵ものであります。

お話は…
高校一年のときから、ひきこもりとなったあたし、鏡田小夏。あたしを訪ねてくるのは、親友の秋だけ。秋は、奔放なイマドキの女の子。今日も、恋の一部始終を報告にやってくる。そう、ひきこもりのあたしにだって、恋にも将来についても悩みはある。そんな二人の女の子が遭遇した、七つの出来事を描く青春ミステリ。
(「BOOK」データベースより)

まあ、謎といっても、大した謎ではなくて、ひまわりを嫌う男の話、朝顔の鉢がいつの間にかアイビーになってる話とか・・・日常の謎といっても、ほんとに小さい謎ばかりです。
謎自体の面白さとしては、雨が降ってないのに公園で傘を差す人の話、「黒い傘、白い傘」が、秀逸。

読みどころは、高校でのいじめ等が理由で、引きこもりになった小夏が、友人・宮前秋なんかの力も借りつつ、自分自身と向き合って、元気になっていくところ。

小夏は、ネットで他の引きこもりの人の日記を読んで、こう思う。

引きこもり克服に成功してる人が世の中にはいっぱいいる、ってことを、信じたくない。で、最後には、成功した人の話からどんどんリンクをたどって、あたしよりもっと悲惨な状態にいる人の日記にたどり着き、内心ちょっと安心して優越感なんか抱きながら、あたしの方がましじゃん、と笑っている。(P116)

これだけ読むと、かなり自虐的なカンジもしますが、そんなことはありません。
彼氏らしき人もでき、引きこもり脱出に向け、小夏は前向きなところが小気味いいです。

続編「レッド・マスカラの秋」も予定されている永井するみ「カカオ80%の夏」が面白かった方にはオススメです。
(小夏は、なんとなく、少し前の田中麗奈のイメージかな?)
posted by たちばな ますみ at 10:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内作家・さ行

2007年06月01日

「青に候」志水辰夫

青に候

著者名:志水辰夫(著)
出版社:新潮社
出版年:2007.02
ISBN :9784103986041


久しぶりに読んだ志水辰夫

「青に候(あをにさうらふ)」というタイトルと、この表紙、それと

ゆきゆきて男。涼やかに女。訣別して友ー

というキャッチコピーにやられました・・・
これだけ揃えば、もう読むしかないでしょう?

家中の一人を殺し、脱藩、江戸に戻った神山佐平は、友人の行方を捜すうち、自らも命を狙われるようになる。
ここに、昔の幼馴染であって元君主の愛妾・園子や、同じ藩士の妹・たえが絡んできて、お話は進んでいきます。
なーんていうと、ハードボイルドのお決まりのストーリーみたいですね。

シミタツ初の時代小説ではありますが、読みやすいので、時代小説が苦手な人でも大丈夫。

藩という組織の中で苦労している、たえの兄で目付けの六郎太と、行動も考え方も自分の思い通りに突き進む「青い」佐平の対比も面白いです。

でも、あのラストはどうかなあ?
posted by たちばな ますみ at 16:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内作家・さ行