| サクリファイス |
 | 著者名:近藤史恵(著) 出版社:新潮社 出版年:2007.08 ISBN :9784103052517
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泣けました。
泣けるって聞いてたのに、泣いてしまいました。
各方面絶賛の
近藤史恵の
「サクリファイス」。
やっぱりよかったです。
ただ、あの人を勝たせるために走る。それが、僕のすべてだ。前半は、スポーツ・ドラマ。自転車ロードレースのチームで戦う
白石誓(ちか)。
競輪じゃなくて、ツール・ド・フランスみたいな一般道を走り、エースを勝たせる為に、アシストが、前を走って風除け役になったりして、チームの勝利を目指すのが、ロードレース。
自分が勝つことにこだわれない、、チームのエースを勝たせる為に犠牲になるアシストに徹するアシスト役の誓と、野心を持ち続けるチームメイトの
伊庭との対比も面白いです。
後半は、エース
石尾が関わった、過去のある事件の謎を中心に、誓の元彼女の
初野香乃(はつの・かの)や、過去の事故で車椅子生活を余儀なくされている
袴田たちを巻き込みながら展開していきます。
そして、ラストで真実が明らかになり、鮮やかに浮かび上がる
「サクリファイス」の本当の意味。。。
この作品は、純粋なミステリとは言えないかも知れませんが、それまでのレースで起こった様々な出来事が伏線として、最後に一つに収斂していくカタルシスは、まさに本格ミステリの醍醐味。
押し寄せる感動の波状攻撃(?)が素晴らしすぎます。
ロードレースなんか知らない、興味ない、という人も、是非、読んでみて下さい。
ネタバレです
posted by たちばな ますみ at 10:14|
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