| 道具屋殺人事件 |
 | 著者名:愛川晶(著) 出版社:原書房 出版年:2007.08 ISBN :9784562040964
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続編である
「芝浜謎噺」が出た、
愛川晶の
「道具屋殺人事件」。
昨年の「本ミス」では、14位でしたが、「このミス」では圏外(ベスト6にひとりだけ)という寂しい状況。
評価低すぎ。
お話は・・・
高座の最中に血染めのナイフがあらわれる、後輩は殺人の疑いをかけられる、妻の知り合いは詐欺容疑…。次から次へと起こる騒動に、二つ目、寿笑亭(じゅしょうてい)福の助が巻き込まれながらも大活躍!落語を演じて謎を解く、一挙両得の本格落語ミステリー。
「道具屋殺人事件」「らくだのサゲ」「勘定板の亀吉」の中編が3編。
私の住んでいる関西の上方落語協会には、真打制度がないため、二つ目≠ニか言われても、正直、ピンと来ないとこもあるのですが、落語を知らない人にも分かりやすく書かれていて、楽しめました。
寄席で事件が起こり、関係者は落語家、探偵役も落語家(しかも、安楽椅子探偵!)とその弟子、そして、事件の解決方法が、
寄席で落語を演ずることというのが、ミステリとして素晴らしい。
確かに、事件の謎自体は大したことはないし、表題作の
「道具屋殺人事件」は、知識がなければ解きようもないのですが、それでも読ませます。
事件と、真相と、落語のネタが相互に関連して(させて)、事件を解決するんですから、構成としては申し分なし。
ただ、ワトソン役の亮子や、安楽椅子探偵の山桜亭馬春(ばしゅん)などは、いいキャラしてるんですが、肝心の探偵役の寿笑亭福の助のキャラがイマイチのような気が・・・
どちらかと言うと、ミステリよりも、落語への、作者の愛情の方が、勝ってる感じがするんですが、そのせいかなあ。
でも、次作の、
「芝浜謎噺」も必読です。
(それにしても、この本、誤植(誤字?)が多すぎます!! 亮子≠良子≠チて・・・)
posted by たちばな ますみ at 08:03|
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国内作家・あ行