2008年08月19日

「江戸川乱歩怪奇短編集 赤い部屋」江戸川乱歩×東元(あずま・げん)

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〜現世は夢、夜の夢こそまこと〜

江戸川乱歩の名前が出ると、つい読んでしまいます。
「人間椅子」「鏡地獄」などをはじめとした、乱歩の代表作を、「赤い部屋」でひと括りにしたコミック短編集。

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2008年05月17日

日本推理作家協会賞&江戸川乱歩賞が決定!!

果断

著者名:今野敏(著)
出版社:新潮社
出版年:2007.04
ISBN :9784103002529


第61回日本推理作家協会賞

「長編および連作短編集部門」・今野敏「果断 隠蔽(いんぺい)捜査2」(新潮社)
「評論その他の部門」・最相葉月「星新一 一○○一話をつくった人」(新潮社)
「短編部門」・長岡弘樹「傍聞(かたえぎ)き」(「小説推理」1月号)
「評論その他の部門」・紀田順一郎「幻想と怪奇の時代」(松籟社)

に決定したそうです。
私、読んでません。。。「果断 隠蔽捜査2」に関しては、本格じゃないし・・・と言い訳しつつ、実は気がついた時には、図書館の順番が手遅れ状態。
今でも72人待ち(4冊)なので、ひとり2週間計算で4ヵ月後だけど、予約入れとこうかな。
(三津田信三「首無の如き祟るもの」はダメだったんですね。残念。)

第54回江戸川乱歩賞

翔田寛(しょうだ・かん)氏(49)の「誘拐児」
末浦広海氏(43)の「猛き咆哮の果て」

のW受賞。どんな話か、少しくらい教えてくれたらいいのに。
タイトルからすれば「誘拐児」の方が気になります。
(昨年は、 曽根圭介「沈底魚」でしたね)
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2008年05月14日

「本格ミステリ大賞」は「女王国の城」有栖川有栖に決定!!

女王国の城

著者名:有栖川有栖(著)
出版社:東京創元社
出版年:2007.09
ISBN :9784488012274


「女王国の城」感想

第8回「本格ミステリ大賞」は、小説部門は有栖川有栖「女王国の城」に、評論・研究部門は小森健太朗「探偵小説の論理学」に決定したそうです。

そーですか、三津田信三「首無の如き祟るもの」は、負けちゃったんですね・・・残念。
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2008年04月14日

「パノラマ島綺譚」江戸川乱歩×丸尾末広

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丸尾末広は素晴らしい!!

江戸川乱歩のあまたある作品の中でも、繰り返し映像化、ビジュアル化されてきた傑作「パノラマ島綺譚」

その「パノラマ島綺譚」を丁寧に、原作に忠実に、かつ大胆に劇画化してます、いいです!!

昭和初期の風俗といった、乱歩が書ききれていない部分までキッチリと、しかも、ラストへの伏線である「RAの話」をしっかり冒頭で登場させ、乱歩の原作を補完している処などはホントに泣けてきます。。。

それにしても、全体の三分の一を超すパノラマ島の描写は、とにかく素晴らしいの一言。
脱帽です。

今、圧倒的な筆力でついに描き尽くされる、
驚異の「楽園」の全貌、めくるめく大パノラマ!
満都騒然、妖美凄絶、天下部類の、極上怪奇幻想譚!


という、帯のコピーにいつわりなし。
これは、実際読んで、感じていただくしかありません。
パノラマ島の崩壊・破綻を予感させる、例の千代子の絞殺シーンも美しく、轟きわたる花火の音が聞こえて来るようです。

また、主人公の人見広介(ひとみ・ひろすけ)が源三郎の墓を掘り返す、鬼気迫る描写の恐ろしさ。
原作にない、自分の歯を抜く場面を含め、人見の決意がひしひしと伝わってくる前半最大の見せ場で、私はこのシーンが一番好きです。

それにしても、ラストに(ネタバレ反転)唐突に出てきて偉そうに人見を糾弾する明智って、つくづくしょうもない男ってカンジしかしませんよね。「犯人は芸術家だが、探偵は批評家にすぎない」 という言葉を思い出します。

まあ、一度読んで、そして感じて下さい。丸尾末広「パノラマ島綺譚」

パノラマ島綺譚

著者名:江戸川乱歩(著)
丸尾末広(著)
出版社:エンターブレイン
出版年:2008.02
ISBN :9784757739697

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2008年01月09日

「このミステリーがすごい! 2008年版」&「本格ミステリ・ベスト10 2008」

このミステリーがすごい! 2008年版

著者名:
出版社:宝島社
出版年:2007.12
ISBN :9784796661461


本格ミステリ・ベスト10 2008

著者名:探偵小説研究会(編著)
出版社:原書房
出版年:2007.12
ISBN :9784562041343



2008年、1回目は昨年のベストについて。
実を言うと、これまでは、「このミス」が出てから、その順位を参考にして、作品を選んで、読んでたんですが、今年は反対に、読んだ作品の結果を「このミス」「本ミス」で確認する形になりました。

で、どうだったかと言えば、年間のベストってこの程度なのか・・・(偉そう?)というのが本音です。
手放しで、良かった! と言えるほどのものはなかったです。
まあ、三津田信三「首無の如き祟るもの」に関しては、同じ刀城言耶シリーズの前ニ作を読まずに、いきなり「首無」を読んでいれば、もっと私の中での評価も高かったのかな…とは思います。

しかし、三津田信三ファンの私としては、「首無」が、「このミス」で5位、「本ミス」で2位、また「本ミス」での読者投票では、三津田信三が、二年連続1位で、嬉しい限り。良かったです。

さて、2007年に私が読んだ本(出版年度は関係なし)でのマイ・ベストとしては、

長編部門(順不同)

★ 「イニシエーション・ラブ」乾くるみ
イニシエーション・ラブ

著者名:乾くるみ(著)
出版社:文藝春秋
出版年:2007.04
ISBN :9784167732011


★ 「ベルカ、吠えないのか?」古川日出男
ベルカ、吠えないのか?

著者名:古川日出男(著)
出版社:文芸春秋
出版年:2005.04
ISBN :9784163239101


★ 「向日葵の咲かない夏」道尾秀介
向日葵の咲かない夏

著者名:道尾秀介(著)
出版社:新潮社
出版年:2005.11
ISBN :9784103003311


★ 「首無の如き祟るもの」三津田信三
首無の如き祟るもの

著者名:三津田信三(著)
出版社:原書房
出版年:2007.04
ISBN :9784562040711


★ 「夏期限定トロピカルパフェ事件」米澤穂信
夏期限定トロピカルパフェ事件

著者名:米澤穂信(著)
出版社:東京創元社
出版年:2006.04
ISBN :9784488451028


以上の5作品なんですが、いいですねえ・・・!! こうやって並べてみるだけで、思わず、にやけてきてしまいます。
2007年のものは、「首無」だけ。

「首無の如き祟るもの」は、張りに張った伏線を、たったひとつのある行動から、ぱたぱたぱたと、回収しつつ謎を解いていくという快感!! 大きなメイン・トリックをドーンと据えた有栖川有栖「女王国の城」も面白かったけど、やっぱり「首無」でしょう。
次回作の「山魔(やまんま)の如き嗤うもの」も待ちきれません。
(「厭魅」まじもの≠ノえんみ≠ネどとルビを振った「このミス」(P11)は万死に値する!!)

作家では、三津田信三米澤穂信の二人が重要。
本格魂があります。
プラス道尾秀介石持浅海かなあ。
道尾は、「向日葵の咲かない夏」は、ファンタスティックだったけど、「片眼の猿」「ソロモンの犬」はハズレだったので「ラットマン」に期待。(「シャドウ」は未読)

あと、山沢晴雄「離れた家」(「このミス」6位、「本ミス」5位)もアリバイ・トリックの複雑極まりなさが心地いい。
これぞ本格ミステリを読む喜びです。
それから、西澤保彦「収穫祭」(「このミス」26位「本ミス」7位)の第1部の臨場感と迫力といったところ。

では次に
短編部門

★ 「輝く断片」シオドア・スタージョン
輝く断片

著者名:シオドア・スタージョン(著)
大森望(編集)
出版社:河出書房新社
出版年:2005.06
ISBN :9784309621869


★ 「黒い子猫」A・Z・カー
誰でもない男の裁判

著者名:A.H.Z.カー(著)
田中融二(訳)
出版社:晶文社
出版年:2004.06
ISBN :9784794927422


短編集は、国内作家よりも海外作家の方が、いいです。
2007年には、国内作家の短編集も何冊か読みましたけど、あまり印象に残るものはありませんでした。
上記の、「輝く断片」「黒い子猫」は、共に【本日の短編】に取り上げたいほどの2篇です。
特に前者の鮮烈さ、衝撃は、特筆ものです。
(狗頭坊主さん、まだ読んでくれてますか?)

以上、発表おわり!!
以下はおまけです…
posted by たちばな ますみ at 11:15| Comment(0) | TrackBack(0) | その他

2008年01月01日

新年あけましておめでとうございます

皆様、あけましておめでとうございます。
本年も頑張って更新していきたいと思っておりますので、よろしくお願い致します。

昨年は、最後の更新がスタンリイ・エリン「クリスマス・イヴの惨劇」になってしまいました。

一年間のまとめみたいなこともやりたかったし、そのあと佐々木譲「警官の血」伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」の二冊を読み終えていたので、そちらも書きたかったんですが、忙しさにかまけて、年明けとなりました・・・

今年も気合を入れて本を読みますので、よろしくお願い致します。
この一年が皆様にとって、素晴らしい一年でありますように。
posted by たちばな ますみ at 23:12| Comment(0) | TrackBack(0) | その他