ペガサスと一角獣薬局
著者名:柄刀一(著)
出版社:光文社
出版年:2008.08
ISBN :9784334926281
本格ミステリに不可欠なものの一つ、「魅力的な謎」。
いいよ、柄刀一。
たとえ、謎解きが多少怪しげであろうと、無理っぽかろうと、これだけ一見して、不可能に見える謎を提供してくれるのなら、私は断固支持しますよ。
柄刀一による、南美希風の活躍する本格ミステリ短篇集「ペガサスと一角獣薬局」。
お話は・・・
ユニコーン。ペガサス。ドラゴン。永遠の命と再生する館。伝説に秘められているのは、祈りかそれとも禍か。“世界の伝説と奇観”を取材するフリーカメラマンの南美希風が挑む、奇跡としか呼びようのない難事件。壮大にして奇想天外、柄刀一の真骨頂。
例えば、ドアを溶接してしまっている石造りの小屋の中に出現した白骨死体の謎
(「光る棺の中の白骨」)
ユニコーンやペガサスに殺されたとしか思えない死体の状況の謎(「ペガサスと一角獣薬局」)
1日にして車椅子に頼っていたはずの脊髄損傷の男が歩き出し、枯れていた木が枝を伸ばすという謎(「チェスター街の日」)
・・・などなど、名探偵・南美希風が解く謎に不足無し。
中でも、「光る棺の中の白骨」は秀逸。
パブでの地元の人たち相手の謎解き場面(この人にビールを!!)は楽しいし、トリックも独創的で面白い。
ネタバレ反転(でも、鏡を入れても小屋の中は真っ暗なはずなので、中は見えないと思うんですが、どうでしょうか??)
他の短編も、北欧を舞台にして、その地ならではの、ドラゴンやユニコーンにまつわる謎と解決、充実の1冊。
それにしても、南美希風、かっこいいです。
彼は、北欧の針葉樹の影を思わせる静かな気配で、白夜の燐光を背にして立っていた。
P112「光る棺の中の白骨」より


ひとり待ち、年内にくるか?(笑
今、月下天使ドールズを読んでます。
こんなのを相手に、いったいどうなるんだーっっと、ドキドキしながら楽しんでいます。
ドールズと言えば、高橋克彦ですね!!
でも、「写楽殺人事件」と「火炎」くらいしか読んだこと無し。
あ、アンソロジーに入ってた短編「ゆきどまり」が怖かったです・・・
(TVドラマ化されてます)
他に読んだのは、『京伝怪異帖』だけ。
『写楽殺人事件』は買ってあるけど未読(汗
ドールズは、登場人物みんな好きです。
機会があったら、1巻目をぜひ♪
ドラマ化されてる怖い作品がある?
見たいなぁ〜。
「火炎」は大傑作だと言われてますが、私はつまらない箇所が気になってしまって、あまり楽しめませんでした。。。
ところでドールズ文庫版の表紙の智内兄助さんは、大好きですよ。
独特の、ちょっと怖い雰囲気の女の子の絵ですよね。
ドールズの表紙って感じで、
私も好きです(怖いけど(笑
森真沙子さんのハードカバーの『邪視』
あの表紙の絵も、この方かな?
表紙買いして読みました(笑
最近は、あまり見かけなくて残念ですが、結構たくさん表紙に使われてますよ。。。