ハサミ男
著者名:殊能将之(著)
出版社:講談社
出版年:2002.08
ISBN :9784062735223
第13回メフィスト賞受賞作の殊能将之「ハサミ男」。
ハサミ男の三番目の犠牲者は、目黒区鷹番に住んでいた。
ところで、わたしはこれまで鷹番という町名を見たことも聞いたこともなかったので、いったい目黒区のどのあたりにあるのか、最寄の駅は何線のどこなのか、まったく見当がつかなかった。
という書き出しを読むだけで、叙述系トリックの匂いがプンプンして来ます。
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この書き出しから、「ハサミ男 = わたし」なのか「ハサミ男 ≠ わたし」なのか?
などと考えつつ読み始めるわけですが、その時点ですでに、作者の黒い笑い声が聞こえて来ます・・・
恐るべき手練れ。
お話は・・・
連続美少女殺人事件。死体ののどに突き立てられたハサミ。その残虐性から「ハサミ男」と名づけられたシリアル・キラーが、自分の犯行を真似た第3の殺人の真犯人を捜す羽目に……。殺人願望と自殺願望という狂気の狭間から、冷徹な目で、人の心の闇を抉るハサミ男。端麗なる謎!ミステリ界に妖しい涼風が!
豊川悦司と麻生久美子の主演で、映画化もされ、今更、という感じもありますが、よく出来てます。
とてもデビュー作とは思えない叙述トリック、伏線の妙、そして、読者の期待を裏切らないお約束のラストの幕引き。
叙述トリックだと知ってて読んでも、(私は)騙され、功名な伏線の張り方には思わずにやけてしまいました。
(それと、わたし≠ェ繰り返し自殺しようとするシーンには、そのつど、笑ってしまいました)
ネタバレ反転(さて、ハサミ男の動機≠ノついてですが、必要でしょうか? 特に、はっきりさせなくてもいいと思います。
それと、いろんなサイトを見てたら、安永知夏の容姿について書かれてたんですが、(本人はでぶだと思ってて、磯部たちは魅力的だと思ってるところがどうよ? みたいな)この部分、私は結構すんなり納得しました。ああ、例えば綾瀬はるかみたいな女性なのね、って。(綾瀬はるかファンの方、ごめんなさい。でも、わたしから見ても美人だと思えるくらいだから、彼女はとても魅力的です。)
最後に法月綸太郎の推薦文を。
最近、推理小説らしい推理小説がないとボヤいている人へ。そんな貴方には、『ハサミ男』との心躍るひとときがお勧め。小気味よいユーモアと警句、三重四重のたくらみを秘めた構成の妙、ありきたりの「狂気」に居直らない志の高さ──異能な才気がほとばしる注目新人の1st.は、久しく忘れがちだったミステリのダイゴ味をたっぷり堪能させてくれる。気分は〈クライム・クラブ〉系、ネオサイコ・パズラーの快作!

綾瀬はるか嬢 CMなどでもよくモノを食べてますが、他人事ながら心配になってきます・・・



思わず、友人にも読んで読んで!っとオススメしてしまいました。(本を送りつけてしまった(笑
読了後しばらくしてから、映像化されている話を耳にして、
どうやって、映像化するんだろ?っとドキドキしながら、見ました〜。
これは、活字の方が、おもしろかったです、はい。
映像化なんて無理に決まってるのに・・・
でも、監督は私の好きな!!カルト・ムービーの「人魚伝説」を撮った池田敏春!!
どちらを先に観ても、読んでも、ネタバレですよね・・・