2008年05月19日

「堕天使拷問刑」飛鳥部勝則

堕天使拷問刑

著者名:飛鳥部勝則(著)
出版社:早川書房
出版年:2008.01
ISBN :9784152088918


何なんでしょうね? 飛鳥部勝則「堕天使拷問刑」って・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・????
続きをどーしても読みたい方はこちら

お話は・・・
両親を事故で亡くした中学1年生の如月タクマは、母方の実家に引き取られるが、そこでは魔術崇拝者の祖父が密室の蔵で怪死していた。さらに数年前、祖父と町長の座をめぐり争っていた一族の女三人を襲った斬首事件。二つの異常な死は、祖父が召喚した悪魔の仕業だと囁かれていた。そんな呪われた町で、タクマは「月へ行きたい」と呟く少女、江留美麗(えりゅう・みれい)に惹かれた。残虐な斬首事件が再び起こるとも知らず…。

読みづらい。
いきなりルビも振らずに鳥新≠ニか憂羅≠ニかいう名字の登場人物が次々現れ、しかも、その読みにも何がしかの意味を持たせるというのであれば、作者は不親切と言われても仕方がない。
(ちなみに、とりしん∞うら≠ニ読ませたいらしい。とりしん≠ネんて湯桶読みだし)

台詞も信じられないような言い回しばかりで、例えば、
「何にせよ気持ち悪い文章だ。誰が机に入れたのだろう。不二男君は見ていなかったのか」
なんていう台詞を中学1年生が話す。
気持ち悪い文章は、あんただよって言いたくなります。しかも、恐ろしいことに、読み進むうちに、この奇怪な言い回しに慣れてくるんですよ。泣きたくなってきます。

もういいです。
大門大造殺しは「まだらの紐」だし、ツキモノハギはシャーリー・ジャクスンの「くじ」だし、王渕の女三人殺しは「オーメン」だし、ラストにいたっては、タクマが逃げて来たのと、美麗が来てたのと、モンスター大蛇がやって来たのが、たまたま同じ時間だったんですね? で、キ印系の住民は死滅して、タクマを初めとした良識のある人間だけが生き残ったんですね??? それに憂羅充殺しで、青銅器の中に頭から叩き落とした≠チて、どうやるの??? オススメモダンホラーって???

ま、バカミスと言えばそれまでですが、これをバカミスと言ってしまうと、世の中のバカミス作者、ファンが怒り出しますよ、あなた。
私も怒ってます。いや、ほんとに。
posted by たちばな ますみ at 06:37| Comment(4) | TrackBack(0) | 国内作家・あ行
この記事へのコメント
こんばんわっ♪
この作家さん、名前だけ知ってます。
誰のための綾織 で、騒ぎになった作家さんですよね〜、読みたかったのに、絶版回収になっちゃったから、読めなかったんだ〜。

タイトルはそそるんですけど、
(−"−)う〜ん
たちばなさんのレビューでOKかしら(笑
Posted by ラビー at 2008年05月19日 22:44
「誰のための綾織」は、私の利用する図書館では普通に読めますよ。
(他にも回収になった小説なんかも置いてます)

「堕天使拷問刑」は、評判は、なかなかですから、よけい腹が立ったんですよね・・・
慣れれば面白いのかも???
Posted by たちばな ますみ at 2008年05月20日 06:10
ポロッ(目からうろこが落ちた音(笑
そうですよね〜売った本までは回収しないですよね(。・・。)(。. .。)ウン

図書館にありました(もうあきらめていたので、
検索もしたことが無かったです。
今度借りて読んでみよう。
2冊続けて読んだら、これも面白いかしら(笑
Posted by ラビー at 2008年05月20日 09:01
まさに図書館様様ですね!
池宮彰一郎の諸作もあるし、絶版本もあるし。
イヤなら読むのを、やめればいいし、無料だし(笑)

でも、「堕天使〜」は、読まなくていいですよ、ホントに。無料でも。

とか言いつつ、「誰のための綾織」はちょっと気になってたりして・・・
Posted by たちばな ますみ at 2008年05月20日 23:56
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