臨場
著者名:横山秀夫(著)
出版社:光文社
出版年:2004.04
ISBN :9784334924294
地味なタイトル、地味な表紙、カバーには粗筋すら書かれていない・・・
でも、やっぱり横山秀夫は面白かった!!
L県警捜査第一課調査官、倉石義男。五十二歳。『終身検視官』の異名を持ち、事件現場へ臨場≠オ、他殺か自殺か事故なのかを見極めるのが仕事である。
この倉石を軸に語られる8篇の連作短編。
さすがは横山秀夫、とにかく登場人物がみんなキャラ立ちしてます!
しかも、8篇ともに切れ味よく、ひねりも効いてます。
ラストがきれいに決まる「赤い名刺」、臨場版「半落ち」(?)の「真夜中の調書」、私が一番好きな、うるっときちゃった「黒星」。
今まで完璧に検視してきた倉石が、初めての黒星を喫してまで捜査にこだわった理由は何か?
カッコ良すぎです。
とにかく、どれも面白くて、倉石さんはシブいっ。
それと最後の「十七年蝉」を読むと、続編が出来そうな、これで終わりって言われてるような・・・どちらとも取れそうなところがあります。
まあ、横山秀夫なら、同じキャラクター使わなくても、いくらでも新しいキャラを作れるんでしょうけど。
2004年の本なので、今更ですが、文庫本になったら読んでくださいね。おすすめです。
今まで紹介してきた本は、すべて図書館で借りたものばかりだったんですが、この「臨場」だけ、自分の本なんです。
何故かと言うと・・・
以前、図書館から借りた時に、夜中の間にうちの犬(ミニチュア・ダックス)にカジカジされてしまって、新しいのを弁償させられたんです・・・(泣)
で、かじられた方の「臨場」が、私の手元に来たという訳です。
しかも、これ一冊だけじゃなくて恩田陸の「Q&A」も!! 同じ横山秀夫の「半落ち」は、ちょいカジだったので許してもらえました・・・
(ま、弁償と言っても、同じ本を持って来て下さいってことなので、古本屋でさがしましたけど・・・みなさんも気を付けて下さいね)
