虎よ、虎よ!
著者名:アルフレッド・ベスター(著)
中田耕治(訳)
出版社:早川書房
出版年:2008.02
ISBN :9784150116347
虎よ! 虎よ! ぬばたまの
夜の森に燦爛と燃え。
そもいかなる不死の手 はたは眼の
作りしや、汝がゆゆしき均斉を。
ウイリアム・ブレイク
既読の人ならば、この詩を読むだけで、全身の血が沸騰してくるほどの傑作、アルフレッド・ベスターの「虎よ、虎よ!」が寺田克也の手による新装版で、復刊されました。(拍手!!)
てか、品切れ状態(絶版?)だったんですね・・・
本屋へ行っても、SFコーナーには、ほとんど行かないので、気づきませんでしたよ、私。
とにかく未読の方、そこのあなた! うらやましい!!
これから、この歴史的名作SFを読めるなんて・・・
まあ、1956年に書かれた、50年以上前の作品なので、多少の古さはあると思いますけど、大丈夫!!
顔に虎の刺青をされた、復讐に燃えるガリヴァー・フォイルの物語は、必ずや、あなたの心を揺さぶることでしょう。
冒頭のブレイクの詩に始まり、プロローグの名文・名訳、
まさに黄金時代だった。雄渾な冒険が試みられ、生きとし生けるものが生を謳歌し、死ぬことのむずかしい時代だった……しかし、誰ひとりそんなことをかんがえてはいなかった。これこそ、富と窃盗、収奪と劫略、文化と悪徳の未来の実現だった……しかし、誰ひとりそのことを認めてはいなかった。
を読めば、(立ち読みでも)そのまま一気呵成、文豪アレクサンドル・デュマの「モンテ・クリスト伯」に構想を得たというこの通称トラトラ≠アと「虎よ、虎よ!」の華麗にして、悪趣味、復讐に囚われた男の物語を、息つく暇もなく読んじゃうことでありましょう!!
ああ、うらやましい!!! ストーリーなんかどうでもいいから、とにかく本屋へGО!!
(今回は、いつもと違い、復刊記念で、既読本でしたが取り上げました…ところで、表紙は元の生頼範義版の方がいいぞ! という意見もあるようですが、あなたはどうですか?)
虎よ、虎よ
著者名:アルフレッド・ベスター(著)
中田耕治(訳)
出版社:早川書房
出版年:1978.01
ISBN :9784150102777
