月の扉
著者名:石持浅海(著)
出版社:光文社
出版年:2003.08
ISBN :9784334075330
石持浅海、初めて読みました。私は本格ミステリに対しては、ちょっと甘いのかも知れませんが、この作品は面白かったです。
乗客240名を乗せた旅客機をハイジャックしてる最中に、乗客の一人が、密室のトイレで死体となって発見されます。
で、犯人たちは、ハイジャックしつつ、トイレの死体は自殺か他殺か、延々と議論する、という少し変わったお話です。
その死体に関して、旅客機の後方で、犯人たちが、みんなで、あーでもない、こーでもない、と喧々諤々、議論してます。ハイジャック中にですよ?
でも、しかし。その議論自体は、本格ミステリの王道をいくような、論理の面白さがあります。
その死体に関する結末にしても、旅客機の中の、その状況でないと成立しえない結末だし、ハイジャックの結末も、きちんと伏線が張られていて、とにかく本格ミステリとしては、面白く読めました。(やっぱり甘いなあ・・・)
石持浅海、次を読みたくなる作家です。。。
(蛇足ですが、私は光文社文庫版を読みましたが、カッパ・ノベルス版の方が、表紙が綺麗で幻想的だったので採用しました。お話にも幻想的な部分が出て来るのでピッタリの表紙です)
