まどろむベイビーキッス
著者名:小川勝己(著)
出版社:角川書店
出版年:2002.09
ISBN :9784048734042
キャバクラ「ベイビーキッス」に勤めるみちるの孤独。
メインの仕掛けもアンフェア気味だし、時刻表のトリックも陳腐すぎ(あえて陳腐にしてるのかな?)なんだけど、それによって、際立つみちるの孤独感が本書の読みどころか。
キャバクラを現実世界の自分のいられる場所とし、虚構世界のHPにも逃げ場を作っていたみちるだが、両方共の世界に亀裂が入り、破滅へと暴走してしまう。。。
でも、ミステリだと思って読んでると腹が立つかも。
(例えば、巻頭にある、なんとも思わせぶりなベイビーキッスの見取り図。私は、「おっ、密室殺人??」って思いましたから)
最後のフレーズが、胸にグッときます。泣かせます。
(角川文庫からも出ていますが、私は単行本の表紙の方が好きなので、そちらを採用しました)
